コンテストのテーマは「楽しいつくり方、楽なつくり方ができる建築空間や構造物の『かたち』の創生」であった。 楽な作り方に対しては、フラードームを参考にユニット化を、楽しい作り方には、カシメによるクラフト化を提案し、透過性のある曲面構造で新たなドームを形成した。
「自然界に着想を得て、構造のかたちをを創生する」というコンテストのテーマに対し、風によってたなびく竹に着目し、風を可視化させる構造物の創生を試みた。
・ 『Pendulum Structureの構造特性および建築形態に関する研究』
2007年10月に日本建築学会、シェル・空間構造形態創生小委員会の主催により、構造形態創生のアルゴリズムや考え方を用いた「新しいかたち」や「独創的なアイデア」を評価するコンテストが実施された。コンテストのテーマは「地震ないしは風と、うまく付き合う『かたち』を創生する」というものであり、この案は、振り子のシステムを連続させることにより、長周期構造を提案したものである。
東京ガスのショールームとして、建築家・伊東豊雄氏が計画しているプロジェクトである。造形のコンセプトとして、6本に枝分かれした木のユニットが用いられている。それを組み合わせて行く過程で幾何学的なルールを作り、構造最適化手法を用いて形を決定した。